コーンin粉ラムネ?をレビューするよ
ねえ、うじゃけたかおしてどしたの?
私があなたをストローでつついて、中のものを吸いだそうとしたとき、あなたはやけにシケていて、全然穴が開かなかった。だから私、あなたの上のほうを噛み切ってそれから食べ始めたの。
あなたの中身は粉末状のラムネで、びっくりするような清涼感と、はっとするような舌ざわりで私を楽しませてくれた。ちょっとでもあなた以外の事を考えたら鼻にまわっちゃうほどスピード感あふれるストロー使いでね・・・
そう、もうあなたとは随分前から付かず離れずの関係で、余りにもあなたがクールだから、つい、動揺させてやろうって気分になって、激しくすっちゃう癖が未だに直らないのよ。鼻にまわったら、苦しむのは自分だって、そんなことわかっているけどやめられないの。そうよ、今頃気づいたの?わたしはあなたのことがずっと好きだったの。駄菓子屋にいけば必ず1本は買った。最近はデパートの中に入ってる駄菓子屋でテナント料分高くなってたってあなたがいれば、買った。そしてあなたがシケていたって文句ひとついわなかった。
あなたはそうやっていつもすましてるのね。コーンでできているくせにラムネビンみたいな顔をして・・・・そういうのって、私たちの世界じゃ、擬態っていうのよ?
・・・・なんだか喉が痛くなってきちゃったから、もう一本は明日にするわ。